悲しいギャンブラーの独り言

【バジリスク絆】万枚出した日のじいちゃんと僕の絆の話(後半)

今回は前回の記事の続きになります。

 

dosankodynamite.hatenablog.com

 

 

おじいちゃんが危篤状態になり、病院に駆けつけたがなんとか一命を取りとめ、おじいちゃんが目を覚ましたところでスタートです。

 

 

おじいちゃん「お〜ダイナマイト。きてくれたのか・・・」

 

僕「大丈夫?」

 

おじいちゃん「う〜ん。」

 

 

いつもお見舞いに行くと大丈夫だと言っていたおじいちゃんが濁した。

おそらくきついのであろう。

 

でも喋れたので少し安心した。

 

 

そして安心した感情と同時にこんな感情も溢れ出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

「俺の絆はどうなってる?」

 

 

気がきじゃなかった。 

 

しかしそんなこと言ってる場合ではない。

 

その会話以降またおじいちゃんの反応がないのだ。

 

 

おじいちゃんはしんどそうにしている。

 

だが僕もしんどい。

 

 

こうなるとただただ見守るしかないのだ。

 

僕は時計を気にしつつも周りの空気に合わせ、家族や親戚と会話をする。

 

なんてことない雑談だ。

 

でも僕はここで帰るとは言えない。

 

そういう流れをひたすら待つのだ。

 

2時間くらい経つと母がこんなことを言った。

 

母「今日はとりあえず大丈夫そうだね〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は来た。

 

 

僕「そうだね〜大丈夫そうだから俺は用事(スロット)あるから戻ろうかな〜。」

 

母「行っておいで。お母さんが見とくから。」

 

僕「頼むね。それとじいちゃん。俺は用事(スロット)あるからもう帰るね。またくるからね!」

 

おじいちゃん「お〜。」

 

か細い声を出して反応してくれた。

 

 

うん。大丈夫だ。じいちゃんなら。

 

そうして音速でパーラーに戻る。

 

 

 

「俺の絆はどうなっとんじゃ」

 

急いで絆に駆けつけると、ちょうど友人がフリーズを引いている瞬間だった。

思わず頭を引っ叩いてこう言った。

 

 

僕「ようやった!!!!!」

 

友人「今よ!巻物引いてよ!すげー当たりそうだったんだけど、その手前でよ!フリーズ引いてよ!そしたらよ!その前に当たりそうだったBCはどうなんだ?」

 

意味不明。

彼の話はスルーし、よくやったとだけ伝えた。

 

 

そして友人を台から引き剥がし、台に一礼をする。

 

 

 

そして、

 

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ひたすらブン回す。

 

1も2もなくブン回す。

 

打てば打つほど出玉が増える。

 

こんな絆はなかなか味わえない。

 

これが数々のバジキッズ達を量産した絆の設定6か。

 

 

僕はもう立派なバジキッズになったよ。じっちゃん!

 

じっちゃんの名にかけて僕はこの絆で万枚を出すことを決意する。

 

初当たりは軽く、当たれば歌が流れ、止めどなく出る。

まるで桃源郷のよう。

 

久しぶりに周りの熱視線を感じ、バツが悪そうに打つ僕。

あまり目立ちたくないのだがこんなに出てしまっては仕方がない^^;

 

 

 

 

 

止まんねぇんだもん^^^^^^^^^^^^^

 

 

結局この絆は僕の固い決意が功を奏したのか1万2千枚ほど出てフィニッシュ。

 

 

 

 

 

いやぁ。

 

爽快爽快。

 

 

 

 

 

 

よし!飯食いに行くぞ!

 

寿司か?焼肉か?

 

なんでもいいぞ!?

 

友人を鼓舞し、いざ出陣仕掛けたその時である。

 

僕の電話が鳴った。

 

 

 

嫌な予感がした。

 

母からだった。

 

 

 

 

僕は急いで病院に駆けつけた。

 

寿司を食いたいと言っていた友人を置いて。

 

 

 

 

 

 

 

病院に駆けつけるとおじいちゃんは安らかな顔をしていた。

 

そして僕は涙を流していた。

 

 

 

 

 

 

 

あれだけパチスロを優先させたくせにそんなことはもう忘れている。

 

自分勝手な人間だ、僕は。

 

とても後悔した。

 

 

 

 

 

もっとじいちゃんとの時間を大切にするべきだった。

 

1万2千枚なんてどうでも良かった。

 

僕は両親と事あることにケンカをしていたが、じいちゃんだけはいつも僕の味方だった。

 

 

 

 

 

そんなじいちゃんとの最後の会話が

 

「用事(スロット)があるからもう帰るね。またくるよ!」

 

である。

 

 

 

 

 

 

 

僕は時々今でも思い出すことがある。

 

 

 

 

 

みなさんにはどうか後悔しない選択をしてほしい。

 

 

 

 

 

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