【押忍!番長】パチスロであった怖い話
みなさんはパチ屋で怖い経験をされた事はないでしょうか?
僕はあります。
とは言え、今はパチンコ業界もどんどん健全化が進んでおり、あまりそう言った話は聞かないように思えます。
しかし長い間パチ屋に入り浸っているとそういう経験をすることもあるのです。
今回は僕が経験したパチ屋であった怖い話を紹介させていただきます。
それは初代番長を打っていた時の事です。
当時の初代番長は設定6でも負けるなんて事は日常茶飯事で3000枚出ても4000枚飲まれるような激辛スペックと言われており、天井狙いでもあまり勝った記憶がないような台でした。
しかしゲーム性は嫌いではなかったので、よく打っていたのですが本当に勝てない台の筆頭でした。
その日も天井狙いで打っていたところ、近くで初代吉宗を打っていた女性が席を立ちました。
何の気なしにデータを確認したところ、
1300G(期待値特盛)ハマっておられました。
僕「んぐぐぐぐぐ!!!!」
とっさに頭の中でデータ処理が高速に行われたのです。
(今打っている番長はもう少しで天井間近・・・・・)
(どうせいつものように出ないからすぐ終わらせて吉宗に移るか・・・・・)
あたりを見回す僕・・・
僕「(誰もいないやんけ!!!???)」
僕「(2台とも打とう^^)」
この間2秒で決意した僕は吉宗の台をマイルドセブン(今はメビウス)で確保し、
颯爽と番長を回そうとした次の瞬間である。
男「オイ・・・・」
嫌な予感がした僕は恐る恐る振り返ると・・・
男「お前ちょっと外出ろ」
その男は金髪で色が入っているグラサンをかけており、上下に白のジャージでセカンドバッグを手に抱えいかにもな風貌をした20代後半くらいな男ではあるが、顔はニワトリのような小顔で、体格はリアルポッキーのような細い男だった。簡単に説明すると肉だけおろされたニワトリである。
とは言え僕もそう言われてしまった以上、行かないわけにはいかないと思い、無言で店を出た。時刻は夜の7時くらいであっただろうか。外はすっかり暗くなっていた。
ニワトリ「おめぇ、何かけもちしてんだよ?ナメたことしてっとぶっ殺すぞ?」
※かけもち・・・台を複数台抑える行為
一旦ここで整理しよう。
そもそもかけもち行為というのはパチ屋において、店側にも客側にとっても許されない行為なのである。そうなると無論僕の方に全面的な非があるのだ。
とは言えだ。
こんなニワトリみてぇな顔してデコピンしたら弾け飛びそうな男に屈服するのもシャクなのである。そもそも確かに悪いのは僕かもしれないが、「殺すぞ」とまで言われるような事はしていないし、人間というのは頭ごなしに物を言われるとカチンとくる生き物なのだ。
あんな言い方はない。絶対に。
2秒で僕はこう言い返した。
僕「すいませんねぇ^^;あの台打とうとしてたんですね!僕はもう全然打つ気ないので良かったら打っちゃってください^^」
そうなのだ。僕もまたニワトリなのである。
ニワトリ1「もちろん打つけどよぉ、二度とふざけた真似すんなよ。」
ニワトリ2「はい!気を付けます^^;」
僕は屈服した。怖くてそして悲しかった。
その後打った番長が出たか出ないかなんてもう覚えていない。おそらく出ていないだろう。
この経験から思ったことは以下の3つである。
- 掛け持ちは絶対にダメ!
- 初代番長は打つな
- 物事を2秒で決めるな
みなさんには是非こういう危険な目に合わないように注意して頂ければと思います。
また、みなさんの怖い話も聞かせて頂ければ嬉しいなと思います。
ちなみに、つい最近パチ屋でニワトリ野郎を見かけました。
髪の毛も落ち着いていて、作業着を着て元気にパチスロしておりました。
チンピラ風な風貌とは程遠い印象で時の流れを感じました。
今なら分かり合えたかもな・・・・
では!