【吉宗】初代吉宗で3000Gハメた話(前半)
みなさんは4号機全盛期の時代にパチスロ業界を席巻した初代吉宗をご存知でしょうか?
爆裂スペックに可愛らしいオリジナルキャラクターと斬新なゲーム性で爆発的な人気を博したこの台は、大都技研がその後大きく成長するキッカケとなったのがこの「吉宗」である。
しかしながらまだ当時は技術力が足りず、欠陥が多かったためゴト行為の脅威にさらされた台でもある。
そんな「吉宗」を打っていた時にあった話をご紹介します。
当時はあまり人がいないパチンコ屋に足しげく通っていたのですが、何を打とうかホールを徘徊していると、とある台を見つけた。
当日1000Gハマりで本日一度も当たっていない「吉宗」である。
吉宗の1000Gハマりは天井が1921Gであまり打ちたくはないが、期待値はあるし、据え置きだった場合はもっとハマっている可能性があるため、これを打つことにした。
打ち始めると、案の定当たらない・・・
1200G・・・
1300G・・・
1500G・・・
「吉宗」は人並みに打ってきた自負はあるのだが、本当に当たらない。
天井までいくのは当たり前なのだ。
しかし漕ぎだした船はもう止まれない。
行くしかねぇ
1600G・・・
1700G・・・
1900G・・・
ふぅ。もう少しで天井だ。しかしここで若干の不安を覚える。
「煽りが来ねぇな・・・」
当時はそこまで解析を見ているわけではなかったのだが、今までの経験上、このぐらいのゲーム数までいくと、前兆と言われる「煽り」が来るのだ。
でもまぁ天井の直近ゲーム数でいきなりズドンと大当たりが来ることもあるかもしれないと思いさらに回していく。
1910G
1911G
1912G
1913G
1914G
1915G
「いやいやいやwwwww」
まったく「煽り」が来ない。
1918G
1919G
1920G
1921G・・・
し~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん
心臓がバクついた。
(データ見間違えたか?)
慌ててデータ機を確認する。
確かに1921Gハマっている。
ここでついに僕は理解した。
「ストックねぇんじゃねぇのか・・・・」
初代吉宗は大当たりしたボーナスを内部的にストックし、決められたゲーム数に到達するとボーナスが放出されるという「ストック機」なのだ。当時はこのストック機が主流であり、ホールでは「ストック飛ばし」という内部的にストックされたボーナスを消すという作業がどこのホールでも横行していたのだ。
「飛ばすかね、しかし・・・・」
とは言え、「吉宗」は内部的なボーナス確率が高いため、ストック切れを起こしたとしてもすぐストックしてくれるはず。また、内部的にボーナスをストックしてから当選ゲーム数を抽選する仕様なため、ここからはもうちょい回せば当たるだろうと思い続行した。ちなみに「吉宗」の内部的なボーナス確率は以下の通りだ。
ボーナス内部抽選確率
BIG | REG | |
設定1 | 1/242.7 | 1/242.7 |
設定2 | 1/241.8 | 1/241.8 |
設定3 | 1/240.9 | 1/240.9 |
設定4 | 1/240.1 | 1/240.1 |
設定5 | 1/239.2 | 1/239.2 |
設定6 | 1/238.3 | 1/238.3 |
ジャグラーの設定6である。
つまり確率通りに行けばあと120Gくらい回せば当たる算段だ。
回そう。
2000G・・・
2100G・・・
2200G・・・
2300G・・・
「当たんねぇ;;;;;;;;;;;;」
どうなってんだよこれwww誰か僕を殺してくれwwwwww
何度も思った。
でも回すしかねぇんだ。
ジャグラーの設定6捨てるわけにはいかねぇだろ!
もう少しだ。
もう少しだけ頑張ろう。
そう思い奥歯をギリギリさせながら回す。
2400G・・・
2500G・・・
2600G・・・
2700G・・・
「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」
死にたい。
もう無理。
なんで俺だけ。
ふざけんな。
そういう言葉が何度も口から吐きかけた。
いや吐いていた。
なんなら台パンも数回した。
だってね、だってね?
僕は1921Gっていうゴールがあったから打ち始めたんだぜ?
そのゴールを取り上げられてゴールのないマラソンをするつもりはさらさらなかったんだよ。目標があって初めて人は行動できるんだろ?
てか目標あっても行動できないんだからやめてくれよ;;
そんな負の感情が押し寄せてまどマギのさやかちゃんになりそうなところをギリギリで留まったのは言うまでもない話だ。
そうはいっても回すしかないのだ。
鼻息を抑えながらね。
2800G・・・
2900G・・・
3000G・・・
「なんで俺だけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇもおおおおおおおおおおおおおお」
なんで俺だけ星人の爆誕だッ。
どんだけ~のIKKOよりも先に言い始めたのは僕である。
「3000Gて・・・・」
もういいよ・・・
とことん付き合う覚悟はしていたけどサ・・・
話が違うじゃねぇかよ・・・
120分の1でストックするんじゃねぇのかよ・・・
僕はもう半ば諦めに近い感情になっていました。
しかしこの後、とんでもないことが起ころうとはこの時は考えもしなかった。
続きは次回!
「奇跡も魔法もあるんだよ!」をお届けします。
では!