【ペット】病気で苦しんでいる方へ
今回は前回の記事の続きになります。
dosankodynamite.hatenablog.com
うちの愛犬のココちゃんが余命半年という宣告を受けてから、闘病生活が始まった。
とは言え僕はまだ余命宣告を受け入れることはできず、ネットでパグ脳炎のことを調べたり、動物を飼っている知り合いに片っ端から相談してみたが、どれも僕を満足させる結果は得られなかった。
ただの悪あがきだった。
でも最初のうちはまだ体に異変はなく、問題なく生活できていたんです。
しかし日を追うにつれて病魔がココの体を蝕んでいった。
それはとある日の出来事でした。
ココはみかんが大好きだから、食べさせてあげようと口元まで持っていくと、まさかのスルー。
しかしみかんを目の前に見せるとようやく食べ始めたのだ。
それが何を意味するのかと言うと、、、
目が見えなくなってるという事。
その事実は僕に「現実を受け入れろ」と言わんばかりで胸が張り裂けそうになった。
だって昨日までちゃんとみかんも食べれてたのに・・・
これが病気と向き合うという事だったのだ。
この一件で僕は吹っ切れた。
いや吹っ切った。
ココは今必死で生きているのに自分だけが現実に目を背けているのはココに対して失礼だと思ったからだ。
だが僕の思いとは裏腹にココは徐々に目が悪くなっていき、フローリングの床に滑って転ぶようになっていった。
できるだけ歩きやすいようにと滑り止めとして簡易マットをそこら中に引いた。
これは意外と効果があり、滑って転ばなくなりました。
そしておしっこも段々うまくできなくなっていったのでオムツを履かせ、トイレシートも敷き詰めることにした。
大丈夫だ。
これで歩けるし、おしっこも心配ない。
多少外したって何の問題もない。
いつものようにお外にだって連れてってあげる。
ここならぶつからないし、おしっこし放題だ。
なんらいつもと変わらない。
なんら・・・
でもさ。
いつもと変わらないように、
いつもと変わらないようにってしてあげたいんだけどうまくいかないんだよなぁ。
ある日ココは引きつけを起こし、入院した。
喘息を引き起こしていたらしく、酸素室で安静にしていたおかげか何とか一命は取りとめた。
しかしずっと入院させておくわけにもいかないので、簡易酸素室をレンタルしてそこで普段は生活することになった。
酸素室に入れておくと引きつけをあまり起こさなくなったので一安心。
しかし引きつけは本当に怖い。
このまま死んでしまうんじゃないかと思うくらいだ。
だけどこの酸素室の効果は絶大だった。
本当に引きつけの回数が減ったのだ。
これだけでも相当ありがたいことなのだが、やはり酸素室にずっと入れておくのはかわいそうになる。
たまに出してあげるのだが、酸素室に入れてあげた方が安定しているのでやっぱり頼らざるを得ない。
しかし悪いことばかりでもなかった。
ココにも調子がいい日があるのだ。
調子がいいとリビングでくるくる回るのだ。
目が見えないから真っ直ぐ走れないけど回れば走れるから楽しいのかもしれない。
ご飯だってしっかり食べるようになった。
それを見るとまだ大丈夫って思えた・・・
そんなある日、ココの体調がすごくいい日があった。
僕はあまりにも嬉しかったので、初めて酸素室の前に布団を引いて寝ようとした。
するとココが布団の中に入ってきたので今日は体調もいいし酸素室じゃなくても大丈夫だろうと思い、久しぶりにココと一緒に寝た。
何ヶ月ぶりだろうか?
僕の股の間に挟まってとても落ち着いていた。
とても温かかった。
幸せを噛み締めながら、
そしてそのまま僕は眠りについた。
朝起きるとココちゃんがいなくなってないかどうか股の間を手で触って確認してみた。
ちゃんといた!
まだ温かい。
僕はココを起こさないように起きて、朝ご飯を食べさせようとココを呼んだ。
反応がない。
おかしいなと思い布団をめくるとココがそこにいる。
抱き抱えようとした時初めて気づいた。
ココはもう天国に旅立っていた。
僕の布団の中で・・・
僕を起こさないように静かに・・・
結局ココは余命半年と告げられてから1年ほど生きた。
辛かったろうによく頑張ったね。
天国でまた鬼ごっこできるかな。
次の日にココちゃんのお葬式を家族でやりました。
とても安らかな顔でした。
その帰りに僕だけパチ屋に行きました。
家に帰ると思い出してしまうからです。
その日勝ったか負けたかなんて覚えてないっす。
ただ、
ココは一生懸命生きてくれました。
ココと過ごした3年間は短かったかもしれないけど僕にとってはかけがえのない3年間でした。
そして時間は有限です。
後悔のない時間をみなさんには過ごして頂きたいと思っております。
後書き
僕は正直この記事を書きたくないと思っていました。
面白くないし、笑えないし、スロット記事でもないからです。
そして書いていてとても辛かったからです。
ではなぜ書いたのかと言うと、僕と同じように家族のように愛しているペットが病気になって苦しんでいる人たちに対して、何か心に刺さってくれればと。
あなただけじゃないですよと。
そして、誰も見ていない名もなきブログかもしれないけど、ココが生きた意味を残したかったからです。
長文ですいません。
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