悲しいギャンブラーの独り言

【雑記】同族嫌悪

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僕は自分が好きではない。

 

僕より優れた人間はいっぱいいるし、僕より優しい人間はいっぱいいるし、僕よりイケメンな人間がいっぱいいるからだ。

 

特にパチ屋に入り浸っている人間は好きじゃない。

 

そう。

 

僕のことだ。

 

 

 

パチ屋には色んな人間がいる。

 

死んだ魚の目をしながら打っている奴もいれば、楽しそうに打ってる奴もいる。

スマホに夢中になって打ってる奴もいれば、まどかのレベル上げを楽しんでいる奴もいる。

ハイエナしかしない奴もいれば、好きな機種をひたすら打ち込んでいる奴もいる。

 

色んな奴がいる。

 

 

 

自分はどうなのかと聞かれれば、全て前者である。

 

僕は大当たりを引いたのにメダルが1枚足らないと、そのメダルを探す旅に出る。

もし、そんな奴をホールで見かけたら思わずこう言ってしまうだろう。

 

 

 

「きっしょ。」

 

 

 

要するに自分と同じような行動をしているやつに激しい嫌悪感を抱くのだ。

それもあってか僕は常連ともなじめないのだろう。

彼らを下に見ているのだ。

同じ穴のムジナなのに。

 

だから僕はブログを始めたのだ。

ここは僕のブログである。

 

何を書いてもいいから始めたんだ。

 

人に言えないからこのブログに書き殴って発散している。

 

こんな自分を分かって欲しい。

 

そしてこんな自分を変えるためにこのブログを書いている。

 

 

 

 

 

先日こんなことがあった。

 

 

よくパチ屋で見かける大男がいる。

 

僕はそいつを村田と呼んでいた(ボクシングの村田諒太に似ているから)。

 

おそらくスロプーなのであろう。

 

もちろん僕はそいつのことをよく思っていなかったのだが、他のスロプーとは少し違う雰囲気を持っていた。

 

 

それは彼は誰ともつるまなかったからだ。

 

 

ちょっと僕と似ている。

 

でも好きじゃないのに変わりはない。

 

 

 

そんなある日の日曜日に、ふと電気屋さんに行った時のことだった。

 

タブレットを探していると見たことのある大男がいたのだ。

 

そう。

 

村田だ。

 

 

テメェ、何稼働サボってお前なんかには不必要なタブレットなんか吟味してんだよ。

 

そう思った矢先、ふとよく見ると村田の片腕には小さな赤ん坊が抱き抱えられていたのだ。

そして隣には綺麗な奥さんまで一緒にいたのだ。

 

 

その瞬間僕はこう思った。

 

 

 

村田。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頑張れよ!!!!!!!

 

 

 

と。

 

 

村田には家族がいたのだ。

 

きっと並々ならぬ覚悟で日々稼働していたのかと思うとなんか胸が締め付けられた気がした。

 

それ以来僕は村田の事を応援している。

 

 

 

 

同族嫌悪の塊だった僕が少し変わり始めた気がした。

 

 

 

 

その後村田は打ち子を使ってゴリゴリに稼働していた。

 

頑張れとは言ったけど一匹狼じゃなかったんかよお前。

 

 

 

 

 

 

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